home  
tours
destinations
car rental
members
news
 
           
冬の味覚の王様といえば、やはり越前ガニです。越前ガニは、毎年11月6日から解禁日とされていて、3月20日ごろまで獲ることが出来ます。この時期になると、福井県内でも最も多く摂れることで有名な、越前町では日本海沖の漁場へと出港していきます。越前ガニは、通常深くて冷たい海の底に生息しています。別名ずわいがにとも呼ばれ、雌はせいこガニ、脱皮したばかりのカニは水ガニと地元では呼ばれています。保護するために期間が決まっているため、まさに冬の御馳走ともいえます。獲れたカニは、直ぐに港で競りにかけられます。新鮮さも勿論ですが、このカニを更に美味しくしてくれるのはやはり自然豊かな海の環境です。そして、その味を決めるのが塩加減と茹で加減といわれています。地元では、カニを見るのに10年、カニを炊くのに一生かかといわれています。これは、目利きが出来るのには約10年かかり、ゆで上げるには一生かかるということで、カニの扱いがいかに難しいかを表しています。限定期間しか漁が出来ず、更に、取扱いも難しい越前ガニだからこそ、冬の味覚の王様に相応しい美味を味わえるのではないでしょうか。そして、これだけの苦労があるから、価格の高さに納得がいくというものです。